売掛金現金化とは、企業やクライアント先に商品やサービスなどの売買取引が完了した後の債権を売買して現金化するという取引のことです。ファクタリングとも呼ばれており、企業の保有している売掛金債権をファクタリング事業者が手数料を控除して買取り残金が振り込まれる流れになります。売掛金債権には支払期日が設定されていますが、建設業などのように半年以上、診療報酬債権のように二ヶ月先に振込みされるなど現金を手にするまでのタイムラグ(入金サイト)が事業運営上問題になっています。売掛金現金化では支払期日の到来を待つことなく、現金を手に出来るので機動的な資金需要にも対応できます。

審査も融資に比べるとゆるく、書類が揃っていれば最短で即日で審査完了します。売掛金現金化は融資枠を使用しないでキャッシュを手に出来るため、最近では利用する事業者が増えています。他方で業砲などは未整備で新規参入の壁が低く、売掛金現金化を隠れ蓑にしたヤミ金業者の存在が指摘されるようになりました。ヤミ金業者とみきわめるべきポイントとしては、手数料が高額という点を指摘することが出来ます。

なかには年利換算で30-40%という場合もあるそう。これは利息制限法や出資法にくらべても明らかに高額で、ファクタリング店かかけた暴利融資業者であることも。注意するべきポイントには、契約書に債権譲渡である旨が明確にされていないというものもあり、利用に当たっては即断しないことが大切です。